椿藍雛の軌跡   最終更新 2006.05.14

活字嫌いな人には地獄な所。





はじまり

 2004.10 下旬
Online Gameが流行っているとの噂を聞き、いくつかの候補の中から
信長の野望Onlineを選びました。

競合ゲームとして、ファイナルファンタジー、リネージュ。
ほぼファイナルファンタジーに傾いていた気持ちが、
和風で侍や忍者、はては巫女までいるという情報を入手した為

最後の大逆転で信長の野望Onlineを手にする事となったのでした。


 ソフトはKOEIのオンラインショップから定価で買い、
今となっては、もっと安い所もあったと知り後悔の念が募る(笑

しかも、操作ミスにより家に届いたソフトはPS版であり、
PC版に交換してもらう等、プレー前の出だしでつまずいた感は否めない。






椿藍雛誕生。烈風 浅井家へ

 インストールも済ませ、キャラクター設定が始まった。
家族の名前をミックスさせた、椿 藍雛がここで誕生。

*後に某漫画のキャラと被っているという、衝撃の事実に直面するも
  時すでに遅しでありました。

一番下にあった烈風伝を適当に選び、そして仕官先。
 当初、信長の野望Onlineというタイトル通り、
織田家に仕官しようと思っていたのが、本人の捻くれた性格も手伝ってか、
 そういえば、昔伝記で読んだことあったなーと、単純な思いつきにより
浅井家に仕官することに決めました。

 職業は、侍や忍者をやってもたいして強くもなれないだろうし、
サポート職が合っているような気がしたので巫女と僧侶で二者択一。
一時間ぐらい悩んだ後、最終的には可愛いかった巫女に決定!

 初期ステータスは、星が付いていた知力、魅力に全部振って
かなり知的なキャラなのでは!!!
と、一人ワクワクした思い出が(笑






戦国の世に降り立つ

 とりあえず戦国の世に降り立つ事に成功。

 手始めに、ようこそ○○○から始まる案内どおりに、
案内人、医者とかを済ます初心者特有の行動を行ったのでした。

が、終わると同時に、んー。何するんだろうかと悩みに悩む輪廻。
小谷全部のNPCと会話した記憶が蘇ります。


 町の近くの蛇・ネズミ狩りにも飽きてきたので(30分ぐらい経った)、
少し遠くに行ってみようと、今思えばそんなに遠くも無い遠くへ向かいます。
盗人、曲者、坊主、毒蛇。

 こてんぱんに叩きのめされたので、ぎりぎり勝てる敵に照準を合わせ
必死で狩りを始める事に。
数日かけて自分に合った狩場探しの旅の始まりです。


 やっとの思いで発見し満足していた狩場は、
小谷から美濃に向かった大きな谷のような所での毒蛇でした。
遠くの町に行きたければ、レベル上げが基本なんだ!!!
そんなドラゴンクエストスタイルで開始。


 初めての大声・会話は、ゲーム初日に終了の仕方が分からなかったので
「すいません、どうやってゲーム終わるのですか?」
「w」

だったように思います(笑
とても親切な人で、戦国の事、巫女の立ち回り、
もちろんゲームの終わり方までいろいろ教えてもらいました。






気が付けば、

 一週間ぐらい経ったでしょうか、一つの疑問が沸いてきました。
なんでこんなに友達が出来ないのだろう?


 町では会話が飛び交い、みんな徒党と言われるチームを組んで
楽しそうにしているんです。 なぜだ!!!
当の本人は、黙々と毒蛇を狩り続ける日々。


 自分から動かないと駄目なのかな?
でも、お友達が欲しいからといって、
「あのー、お友達になってください!!!」


 こんな唐突に話しかける選択肢はありえませんので、
yahoo!に登録されていた巫女様のサBBSに書き込む事を決意し、
「数日前から巫女で始めました。いつも見ています、頑張って下さい!!!」
と、藁をも縋る思いで書き込んだのは記憶に新しい出来事。


 烈風 上杉所属だった彼女は、将来共闘しましょう!!!
と、励ましの言葉を掛けてくれたので、
ものの数秒でファンになってました(笑


 しかし、国が違い、レベルも雲泥の差があったので
憧れの存在ではあったものの、
日々一緒にいられる友達にはなれませんでした。
が、将来の共闘を胸に頑張ると決意したのでした。


 そんなHPを見ていると、自分でもHPを作りたくなってきて
埃が被っていたHPビルダーを引っ張り出してきたり、
SSの撮り方を調べ始めたりで、ついに当HPが完成しました。






HPの反響、現実を知る。

 HP作成早々、図々しいと思いながらも思い切って
上記巫女様の人気サイトに相互リンクを申し込み快諾してもう快挙。

 URLを教えていたお友達だけのアクセスから、
一気に数十ものアクセスになり戸惑いは隠せませんでした。


ある日、「日記見てますよー。」
と、言って頂いた方と雑談する機会があり、修得の話に。
人並みに進んでいたと思っていた修得は、どうやら大幅に遅れているらしい。

「でも、取り戻せますよねー。」
「いやーどうだろ、作り直したほうがいいかも。」

ガーーーン。


レベル10代前半とはいえ、1ヶ月の時を無にする事は出来ない。。。
初めて知る現実に驚きと、落胆しましたが、
草の者、泣き男の修得を教えてもらったので大収穫でした。






修得に励む、かしこみに痺れる

「起点をお願いします。」
「なんですか起点って?」


一同
「まじですかー」


そんな入りの初徒党、初本格修得活動。
雷撃・壱の早入力に苦戦しつつ、


 やおよろ・・・・・・・・・・・・・・かしこみもうす。


ん? 今なんか言った!!!


扇子の舞を披露しつつ、まるで主人公のような振る舞い。
これが連携ってやつですか。


修得のスピードアップに驚くものの、
それよりも、何言ってるんだろう? の方が気になってきて
数時間かけて何を言ってるのか調べました。


 八百万の神達共に聞こし召せとかしこみかしこみもうす。



こうして連日の、泣き草・泣き男、堕落神主生活が始まったのでした。





仕官先を変えようか

 真新しかった草の者、泣き男生活もすでに飽きてきた頃、
憧れであった巫女様と、美濃の町でばったりと出会いました。

 とっくに忘れられている存在と思っていたので、
向こうからの対話に感激!!! しばしの談笑。
会話の最後に、
「上杉に来ませんか?」

冗談で言ったのか、本気だったのか。


返す言葉に迷っていると、
「あ、もう行かないとー。」

 颯爽と去り行かれたのですが、
本気で上杉家に仕官しようかと悩み始めました。






引退の危機

 そんな折、残念な事に憧れの巫女様が戦国の世を去りました。

大きな目標であった彼女の引退、
レベル20到達により何をするのか分からない日々。

いったい何処で何を狩りするんだろうか。
進まない修得、連携意外の戦い方も分からない。


町にいるみんなの様に、わいわい会話できなかったなー。
私の戦国は、これで終わったな。


 日本全国を回って、すべての大名を見てから去ろうと
クエストをしながら回っているうちに、あら不思議再び楽しくなってきました。
2ヶ月の間、レベル20〜22ぐらいしか進みませんでしたが
新たな出会いもあったのでした。






一つの出会い

 色んな趣味の人もいるもので、全国放浪の旅に一緒に行く人が出来た。
聞くと、同じく全国放浪の旅をしているらしい。
レベル上げもろくにせず、ただ全国を回っているらしい。

 私のHPも知っているとの事で、仲が良くなったのは早かった。
織田信長を見に行こう!!!
そんな提案にも、臆することなく相槌を打つ。

第一印象は、なんて変な人なんだ。


聞いてはいないけど、相手も同じ事を思っていたはずだ。

その名は、黄緑。


運命的な出会いだった。






チーム風鈴結成

 黄緑ちゃんも、私と同じように友達が少ないって嘆いてた。
どうしたら友達を増やすことが出来るのか。

一日のアクセスが100を越え始めた。
日記見てますよー!
等の対話も入る。でも、毎日一緒に居る友達は出来ない。

「チームでも作ってみようか。」


勢いだった。


思い起こせば話は早い。
「やってみよっかー。」


チーム風鈴BBSを新たに設置し、
レベル22の青二才が、今チームを立ち上げようとしていた。

反応がなかったら
「浅はかでありましたー!!!」
って、言えばいいよね。

そんな逃げ道も作って、
当ても無い誰かに向けて、HPで告知をしてみる事に。
早まった後悔の念が脈々とたぎる。


隊長 椿藍雛、副隊長 黄緑
チーム風鈴が産声を上げた。






始動、チーム風鈴

 出来立てのチーム風鈴掲示板にスレッドを立ててみた。
みんなで雑談、入隊希望、なんでも質問!、イベント情報。


 夢と希望を込めた掲示板。
頻繁に書き込みがあって、華やかな掲示板になるのが夢。
そんな思いを込めて作った入隊希望スレッド  2005.04.25。


{ チーム風鈴は、隊員を募集しています。
  入隊希望の方は、ここに書き込んでくださいね。

  例)レベル15 忍者をしている○○です。
  チーム入隊したいです。よろしくお願いします。


  こんな嬉しい書き込み待ってまーす。}



翌日 2005.04.26

 信じられない光景が目に飛び込んだ。
入隊希望が4人もいたのだった。

 何度も何度も読み返し感激しながらも、もう後には引けないとも感じていた。
何より焦っていたのは入隊してきた方のほとんどが、
私よりレベルが上だという事実。


 普通、隊長といえば歴戦を潜り抜けてきた猛者のイメージがある。
初心者チームを立ち上げ、その初心者達とワイワイのつもりが
いきなり自分が、一番の初心者という事態に陥ったのでした。


 しかし、そんな事態も想定の範囲内であったため
困った時の神頼み。奥の手「闇システム」が早くも炸裂してしまいました。






反則技 闇システム

 初心者の無知とは力がある。

レベル20頃の初心者が、レベル50にも達するような猛者を
「闇」と称する顧問に、勝手に就任させるのだ。
今考えると、私ってとんでもない行動してたんだなぁと思う。


 しかし、この行動で得たものは多く、
知識・交流など多岐に渡り、支援してもらえる体制になったのでした。


 この闇システムは、本入隊ではなく
「どうか、どうかお助けくださいましー。」
な、スタンスであったのと、闇隊員隊長殿のHP宣伝効果の相乗効果により
比較的友好的に受け止めてくれる方ばかりで助かりました。


 一連の動きは、この当時であったからこそ出来た行動であり
現在(2005.8.13)レベル40前後で、同じ事をしろと言われても無理だと思う。






理解、羨望、落胆

 チーム員との交流が深まってきた頃、
ようやく信長の野望Onlineの攻略方法の序盤が分かってきました。

 レベルの低い間に、出来るだけ修得徒党等で技能を覚え
覚えきったら今までの鬱憤を晴らすかのように経験徒党でレベルを上げる。
認識と現実の狭間で大いに揺れました。

 今のレベルでは覚えることが無いと言うチーム員。
これから覚える事てんこ盛り。あぁ、どうしよ。。。
少し羨ましかった。

 ある日、野良徒党を組む機会があり、
伊勢の海蛇を狩りに行った時の事だったか(記憶は曖昧)。
「あの、詠唱下さい。」
ウエイトを無しに出来る素敵な技をリクエストされた私は、
間髪いれずに「わかりましたー!」
と、詠唱壱を放った。

「いや、弐ないですか。」


修得遅れが、実際に迷惑掛け始めた?


落胆・卑屈人生の幕開けだった。






仲間

 チームを結成してからは行動範囲が格段に広がりました。
ネコ招きgetツアー最盛期もこの頃。
上がれば対話が入り、チャットで何も出来ないという
嬉しい悲鳴を上げるようになっていました。


 「ボスいこうボス。」
屋敷の天狗を叩いたり、それは刺激的だった。


 ある日、こんな事をチーム員に聞いてみたんです。
「こんな隊長でもいいのかなぁー。」

猛者達の頂点に立ち、さらに上を行く猛者として活動出来れば
それに越したことは無い。
そんな思いからの発言。


甘めに評価しても、狩りに連れて行く!!!ではない。
どう考えても連れて行ってもらう!!!なのです。


「それは最初から分かってるよ。気にしない気にしない。」


嬉しいやら悲しいやら。
かなり複雑な気持ちにはなったけど、
思い出せば、チーム員募集の告知で、
隊長レベル22 副隊長レベル26でも集まってくれた仲間たち。


 風鈴にいると楽しいことがあるかもしれない。
いや、きっとあるだろう。
そんな期待があったから、掲示板に書き込んでくれたり
対話をくれたんだろうと思う。


期待に応えたいな。






チーム風鈴の進むべき道は

 チーム風鈴設立から1ヶ月ぐらいだろうか。


私が居るときだけチーム風鈴が稼動しているという事実。
そんな事に気が付きました。


チーム員同士が仲良くなって、
私が居ないときでも対話したり、狩り行ったり。
それが理想。


 そう思っていたある日、
「いま、みんなといるんだけど狩りにいきません?」


正直、泣きそうになりました。


私は飾りでも良いかも。


確実にみんなの仲間が増えているという実感。
これほど嬉しい対話はなかったなぁー。






風鈴市

 チーム初めてのイベント風鈴市。

 成功を切に祈り、会場・日時を決めていく作業。
チーム風鈴メンバーだけの市とし、
みんなの強化に繋がるのが狙いでした。


 いよいよ当日です。合戦の日と被っているし、
参加者がいるのかどうか、かなり心配していたのですが
会場に着くと5人程集まってくれて、ほっ、としたのを覚えています。


 雑談などをしていると次第に人が集まり、
商いが行われるようになっています。
ぉぉ、いい感じだぁー。


 いつの頃だったか、チーム風鈴だけという垣根はなくなっており
価格破壊競争も起こっています。
「炭@1どうですかー。」
「N売りより安い○○どうですかー。」


 合戦現場から駆けつけてくれる方まで登場し、
市は活気に満ち溢れ、なんとも言えぬ高揚感。
大盛況を収めることが出来たのでした。


 もうこんな盛大なイベント成功させる自信はありません(笑






つきまとう修得 隠居

 毎日の修得活動に飽き飽きしてきました。
レベルは40ぐらいだったでしょうか。
ゲーム序盤から引きずっていた修得遅れが辛くなってました。


 TDに行けば修得なんかあっと言う間なのかもしれません。
そのTDですらスキルが無いんじゃないか、修得遅れで迷惑かけるかも。。。
兎にも角にもマイナス思考。


 一年程続けたゲームにも拘らず行けない所だらけ。
チームのみんなと狩りに行っても、PLしてもらっている感覚。


 修得の為にゲームをしているのか。
本当はボスとか行ってみたいのに。。。
やる気が無くなってしまったんです。


 ついに我慢の限界に達したある日。


風鈴BBSに、こんな書き込みをしました。




(  −重大発表−


  10/15(土)の裏堺ツアーをもちまして、
  椿藍雛は戦国の世を一度離れ、
  隠居生活を送ろうと思っています。


  主な理由は以下に。


 ・レベル、装備、戦闘スキル等の向上に限界を感じてしまった事。
 ・ボス、武将などに大きな壁を感じている事。
 ・上記、そんな事を思っていると自分の存在価値を見出せなくなった事。


  風鈴のツアー開催しても、後ろめたい気持ちになってしまいました。
  本当なら、自ら先頭を切ってボスツアー、武将等々開催したかったな。 )




そう、辞めようと思ったんです。


 すると、チームの方々からの沢山の書き込みがありました。

 恥ずかしながら涙した記憶がよぎります。
温かい書き込みに心動き引退は撤回。
1ヶ月の隠居とし活動を停止したのでした。






風鈴 フィールドボスツアー

 一ヶ月の隠居生活は、私に鋭気を養う良い期間となりました。


 出来ることから少しずつやれば良い。
そんな気持ちになることが出来ていました。
まったりとした気持ちを取り戻したというか。


 経験もした事も無いのにスキルが無いって悩んでいたので、
風鈴フィールドボスツアーを復帰後最初のイベントととして行いました。
仲間に教えてもらいながら、いろいろ試したりしながら。


 こんな楽しいことがあったとは!!!


丁度その頃、私が装備のしょぼいとか嘆いてた時に
BBSにこんな書き込みがあったんです。


修理屋での修理 20文
装備の維持費 300貫
強くなるための装備改修費 2000貫
仲間と一緒に戦う プライスレス



目から鱗。



仲間が居なければすでに戦国の世には居なかった事実。
仲間が居たからこそここまでたどり着けたんだ。


もう少し上を目指そうと奮起したのでした。






イメージしていた信長の野望onlineに出会う

 レベル45。
信長の野望において紛れも無いターニングポイント。


 最低必要源の技能も覚え、
レベル50を超える方々と同じ目的を持って狩りする機会が増えました。


 先の風鈴ボスツアー、叢雲堂のクエ等攻略により
巫女の動きも少しずつ覚えてきたように思います。
こういったボスを倒したりするのが永遠の夢物語と思っていましたが、
現実に経験し倒すことが出来ています。


そうなんです、これなんです。


 いまだに修得は遅れているんですが、
好きなことをしつつ、時間があれば修得目的でTD行って頑張り、
また、好きなことをしつつ。。。


 辛かった修得地獄から少し開放され、
みんなと全滅しながらも強い敵に立ち向かう。
敵に勝つことが問題じゃないんです。急ぐ必要もないんです。


 いまある力を振り絞り、あーだこーだ言いながら。
みんなと時間を共有しながら楽しみたい。
求める所が定まったような気がします。






合戦、武将の印象

 私とて、合戦に参加し活躍してみたいと思うこともある。

 無論たいした活躍は出来ないので、
合戦場の地図把握の傍ら、武将に取り付く徒党の囮をしてみたり、
戦闘の終わった方々に労いの与生気を掛ける程度の参加です。


 戦場のNPCを倒しに来た時も普段の狩りの延長戦。
対人にいたっては、実装の吟味すらした事がありません。


 武将に誘われた事は数知れず。。
何度も何度も誘ってくれる方はいたんです。
しかし、その都度丁重にお断りしてきたのでした。


なぜか。
自信がなかったから。単純明快。


 ある日の合戦週。
再び、武将に行きませんか?
との、お誘いを受ける機会がありました。



 そんな時、ふと知人の言葉が頭によぎったのでした。
「一度でいいから武将とか行ってみたいね。」


 先陣武将とはいえ、武将と戦った事の無い人にとっては
囮支援をしてくれる人々が居ないと取り付けないし、
取り付き方も分からない。
それに、武将というだけで怖気づいたり、
戦いたいけどそのきっかけが無い人も沢山いるんです。


 私は、そんなチャンスを自らの手によって壊していたのです。
チャンスを与えてくれている間が華。これ以上断り続けていると
椿藍雛=合戦嫌い のイメージがついて誘われなくなるかもしれません。


「よろしくお願いします。」
身の毛もよだつ発言を返したのでした。






武将戦

 初めての武将は溝口秀勝氏。
自陣奪還の比較的安全に戦う事の出来る相手でした。
敵の防衛も無く、取り付きも簡単で武将入門には最適だったように思います。


 戦闘時間もそんなに長くはなく、苦戦せずに撃破することができました。
あら? 意外と簡単?
自惚れた気持ちで心が満たされていました。


 数日後、再び武将に誘われました。
目指す武将は、山内一豊(敵左先)。
先日の経験によりすっかり天狗になってた私は、


 ふん、前武将なら平気♪
そんな気持ちで快諾したのでした。


 徒党の編成が始まります。


 合戦において、浅井家の核となる人々の徒党でした。
有名所のなかに組み込まれ、一人焦る気持ち。
的を得ていない動きをすると起こられるんじゃないか。。。


最前線。


 向かうはずであった山内一豊氏。
すでに武将徒党が取り付いているとの事。


「じゃぁ、河尻いくかー。」



前武将から後武将へ。
しかも、弱体無しの7体が相手らしいです。
実装や武将戦にいける立ち回りを享受してもらい
いよいよ本番を迎えます。



 岩脇定政(元織田左先:後湧き)より
河尻秀隆(織田左後主将)いきます。
囮支援お願いします。



 本格的な武将戦を体験しようとしています。
神隠しの準備をし、出陣の体制をとります。
5・4・3・2・1


 先に囮をしてくれる方々が、走り出します。
その後を追うように、最後尾から河尻氏へ走り出します。
敵陣の前まで走ってくると、敵NPCと敵防衛、
自陣側の特攻部隊が折り乱れています。


一心不乱に敵をすり抜けた瞬間、
目の前に河尻秀隆氏が立ちはだかっていました。
取り付き成功!!!



振り返ると、取り付きに向かう時が一番熱かったように思います。
緊張、切迫、信頼、高揚さまざまな要素があり
従来のゲームを超えた、MMOの真髄を見た思いです。



 対河尻戦は、勝利を収めることが出来たのですが、
当の私は、実装ミスの移動実装。
まともに使える技能は、気合・参、英明・参、詠唱・参でした。



 この3種類が行き渡ると、する事がない状況に。
することが無い私の待機。
これが呪霧や看破が来たときの程よい待機となり、
する事がなかったら、無理して動かなくても良いというのも分かったのでした。


何事もプラス思考で書いておこう(笑






最終章突入

 最終章の始まりは四神からだった。
各地のダンジョンの奥に潜む強敵で、見た目もボスっぽい奴等だ。


 朱雀、青龍、白虎、玄武。
それぞれ一度は聞いたことのある名前。
気になったので調べてみることに。




   四神とは、中国漢の時代の神獣で、
  四方から降りかかる悪災を鎮め四方を守護すると伝えられている。

  東=青龍
   天から恵みの雨を降らせ、豊作をもたらし、家運を隆盛させる神

  西=白虎
   女性に子宝と安産を授け、夫婦円満に導くとされている神

  南=朱雀
   その翼で災厄を祓い、福を招く神といわれている

  北=玄武
   長寿と富みを招く亀と、
   災厄をよせつけない蛇の霊力を合わせもち長寿と繁栄をもたらす神




 と、四神を倒した後に調べてみて。。。
なんと罰当たりなことに、有益な神様倒しちゃってる事判明(笑






思い出


 思い出を語るにあたり、避けては通れない チーム風鈴。


まぁ、まったりしたなー(笑


 隊長と言いながら、何一つ知らない仕様の数々。
チームイベントも数ヶ月に一回。
みんなにとって刺激は少なかったように思えます。


 でも、私にとってはかけがえの無い体験ができました。


チームを作ってなかったら
四神にも行ってなかっただろうし、全国のボスも見てなかったと思います。


 思い出の詳細は日記に書いた物。
沢山書いたなぁー。ゲームの時間と日記作ってる時間。
どっちが多かったのか。。。





 サイト立ち上げ当初の目的は、
こんな世の中だからHPを作られるようになるかぁー!!!
そんな動機でした。


 今ではHTMLも少しは分かってきて(ビルダー使ってるけど)
当初の目的は達成されたように思います。



 一日のアクセスが予想を大幅に超えてたのも思い出かな。
攻略的な物を書いてみたい時期もありました。

たとえば、今日は○○を倒しました。
構成は 武士道、刀、鎧、医術、密教、雅楽
まずは術のある23を倒します、徒党が安定してくると・・・。
なんか、かっこいいですよねー。


 でも、気が付いたら
今日はお尋ね者ツアーしました、
今日は旅をしました、


なんか珍道中になってた(笑


でも楽しかったな。






浅井家で育ち


 浅井家には非常にお世話になっています。


知人の8割は浅井家だし、なんといってもチーム風鈴があるから。


 怖かった家老の人も実は怖くないって分かったし(ちょっとは怖いけど)、
本当に困ったら助けてくれそうな空気が漂ってる。
実際に手取り足取り教えてくれますしね。


 個人的には織田家と敵対が刺激に満ちていて良かったな。
信長の野望onlineの織田信長が敵なんて刺激的だぁぁぁぁ。
明智光秀を倒して家老になったー!!!
とか聞いたりすると、ゾクゾクしました。
一番最初は織田家に仕官しようと思ってたのに変な感じです。

 織田家の知り合いは敵対関係もあってか一人だけ。
仕様がそうさせたのか、どうなのか。



 一回だけ、上杉家に出奔したいなぁと思った事があったのですが
どう人生が変わっていたのか。
出奔していたらチーム結成前だったので、チーム風鈴の存在もありえませんでしたし
今思うと大きな転換点だったのかな。


 国の選択によって確実に人生が変わる戦国の世。
私の選択は、常に正解を選び続けていたと思っています。



 歴史上の人物で一番好きな人が 浅井長政 になったのも
信長の野望onlineを始めてからというのも、凄い影響力だなぁと思ってます(笑






区切りレベル50

 レベル48で随分足踏み状態が続いていました。
かれこれ2ヶ月はレベル48のままでしょうか。


 狩りさえすればあっと言う間に上がるのは分かっているんですが、
どうにもこうにも狩りをする気持ちになれないんです。
上がってはチャットだけで終わったり、各地の端っこに行ったりのみ。


しかし、そんな状況を打破するキャンペーンがkoeiから打ち出されたのでした。



その名は、新参者キャンペーン。


 新規に信長を始めると経験、修得、潜在がそれぞれ5割り増し。
新参者だけの特典かと思われたキャンペーンでありましたが、
既存のキャラであっても4人以上の徒党で狩りすれば
5割り増しが適用される非常に有り難いものだったんです。



 そんな折、チーム風鈴の重鎮である朱乃雀鳳さんが
私のレベル50への狩りを計画してくれて、連日のスパルタ教育がなされたのでした。



 越中の首、比叡山叢雲堂でのスパルタ教育。
2ヶ月間レベル48に留まっていたのに、この2日間でレベル50に到達。
レベル49に至っては1日以内で通り過ぎる快挙。



消えかかっていた炎が再び息を吹き返したのでした。






最終章 大詰め

 永遠に訪れることは無いだろうと思っていた黄泉の魔犬撃破。

 倒しておきたい敵の一角をくずし、
紛れも無い最終章の大詰めを迎えたと思います。


 残された倒しておきたい敵は、析雷、大物主。
現実的には、この辺りが妥当な線かと思っています。


 中老にもなっておきたいところではありますが、
織田家、後左大将首 河尻氏撃破済みのため
すでに中老になってる気持ちであるため執着はありません。


 レベル50到達により、星野山千尋窟もいけるようになり
クリアこそしてませんが行けた事で満足している感もあります。


 残された最後の時が確実に近づいてきました。






信長の野望online

 勧誘希望の旗を掲げ、稲葉の門前で佇んでいた毎日。
党首を務める実力はないので誘われるまで待つ毎日。
誘われない日はソロをして、会話すらない日もありました。


 ダウンロードが無料のゲームならば、ここで辞めても良かった。
序盤の修得活動は決して楽しいとは思えなかったから。
しかし、定価でソフトを買ったという重みがそうはさせなかった(笑


 レベル40ぐらいになるまでに1年。
狩りは修得と呼ばれるレベルの低い敵を永遠に狩り続けるスタイル。
経験値ばかりを追い求めると修得遅れの要因となり、
技能をなにも得ないまま使えないキャラになってしまう。


 PS2などのゲームであれば、
今まで費やしてきた時間があれば、全員レベル99となり
ミニゲームもこれ以上ないぐらいにやり込んで
真のやり尽くした感があるかもしれない。


 しかし、MMOは甘くは無かった。


 いまだ、どう考えても弱い。


修得が終わってから訪れるであろう楽しめる段階にも到達しておらず、
知人に相談しても、
「もうすぐ楽しくなるから。」

と、返事が返ってくるぐらいで時間の掛かるものだと痛感したのでした。


 本気で楽しくなってきたのは隠居からの復帰後。
上記でも書いた、風鈴ボスツアー辺りからでした。
レベル50ぐらいのボスでしたが、一戦に30分を要し
手に汗握る戦闘をしたあの時ぐらいからです。


 神職必須の基本的な技能をほぼ覚え、
「今日はどこに行きましょうか?」
そんな会話が出来る嬉しさに心震わしたのを思い出します。


 徒党の連携で強い敵と対戦するのが最高に楽しかった。
個々では決して勝てない相手を、技能を駆使し、
役割分担で倒す様は、諦めなくて良かったと思わせるには十分な報酬だった。


 詳しい戦術や、徒党の編成は分からない。
いろんな職種の人の7人が組めたら良い。
そんなスタイルが心地よかった。


行き先を決め、みんなで目的地に向かう道中。
飲みすぎて、もう駄目だと花が咲いた私設会話。
ピンチのときに、必死の形相で次解呪頼みますと嘆願されたあの時。
寝落ちする徒党員。
レアドロップしたぜー!!! bbsへの書き込み。
ボスに負けて、冷えた空気に包まれた瞬間。
チームを作り、本当に入隊希望があったとき。


殆どの思いでは、チーム風鈴での出来事だー。






あとがき


引退表明後の執筆予定のため未定。






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